6月18日 粘土(杯土)の再生 |
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やきものづくりは、粘土の成形から始まります。ほどほどに水分を含んで作陶しやすい粘土を杯土と呼びます。 今日は、硬くなった粘土や削り成形で出た粘土や焼かなかった粘土の再生作業です。回収用のポリペールから素焼き鉢に移して1週間程度してすこし固まってきた粘土を取り出し、ブリッジにしてしばらく乾燥し、手にくっつかない程度に乾燥して杯土とします。 電動ろくろで作品作りをする場合、使用する粘土に制限を設けるとなかなか上達しません。工房の陶芸教室では一人一回の作陶に3kgくらいの粘土を2個〜3個土もみします。信楽の水ひ粘土120目の細かい白土と、水ひ60目の赤土は常に60kg以上を用意し、いつでもたっぷり粘土を使って練習ができるようにしています。 このため、焼成しなかった乾燥した粘土や硬くなった粘土、削りで出た粘土は同じ種類のものを一箇所に集めて、素焼きの鉢で乾燥し、練り土として再生します。これ以外に荒土や、伝統土、磁器土は個別に洗面器単位で回収して再生しています。 治良兵衛
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