11月25日 灯油窯による還元炎焼成 |
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朝から小雨、今日は今年最後の窯炊きです。灯油窯による還元炎焼成は気圧が低い方が引きは良いのですが気圧の変化がある時は不安定で、燃料と空気の調整が少しやっかいです。 1000度に達したら燃料の量を増やし窯の中を還元状態にします。この時扉の穴をあけて出てくる炎や煤、煙突から出る煙の状態で還元の強さを判断します。 還元炎焼成に使用している灯油窯はファンが一つ、バーナーが二つのこれまたバランスが微妙な窯です。燃料コックをあまり細かく動かさない方が良いのですが、左右の炎の大きさは揃えたいものです。 約7時間つきっきりで1250度に到達し20分ねらしを行いなんとか終了しましたが、還元の窯による焼成は炎の当たり方や還元の強さで焼き物の色合いが変わるため予測ができません。それが焼き物の面白さでもあります。 窯出しは明後日です。 治良兵衛
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